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「吹き抜けのある家」を建てる際の注意点。理解しておきたいメリット・デメリットとは?

明るくて、開放的な雰囲気を演出できる吹き抜けの空間。そんな「吹き抜けのある家」に憧れる方は多く、アイシン開発でも多くのご相談をいただきます。しかし、掃除をはじめとする手入れの問題や、空間を広く設計するために光熱費が高くなってしまうなど、実用面で理解しておくべきポイントも多くあるでしょう。

住み始めてから「失敗した……」と思わないようにするためにも、メリットとデメリット双方の正しい知識を身につけておくことは、とても重要です。

 


 

そもそも、「吹き抜け」とはどんな空間のこと?

まず吹き抜けの定義についてですが、簡単に述べると「上下階がつながった空間」のことです。1階の天井と2階の床がないので、建物の中に空間的な広がりが生まれます。

吹き抜けは、カフェやレストラン、ショッピングモールといった店舗・商業施設のほか、ホテルやマンションのエントランスなどでも取り入れられており、明るく、広がりのある空間を演出する際に用いられることが多いです。

ところで、一般住宅において吹き抜けはどこに設けられるのでしょうか。

一般住宅の吹き抜け

・LDK

・玄関ホール

これらの中でよく検討されるのは、LDK。家族が集まり、憩いの時間を楽しむ家庭の中心とも言える場所だからこそ、広々とした空間を設けたいと考える人は少なくありません。

 


 

開放感、明るさ、デザイン性など、魅力的なメリットは見逃せない

次に、吹き抜けのメリットをご説明します。一番に思い浮かぶのが、広々とした開放的な空間を手に入ることができる点でしょう。もちろん、これ以外の魅力もありますので、順に解説していきます。

吹き抜けのメリット

○開放感と視覚的な広がりが感じられる

1階から上を見ると視線が2階の天井まで抜けるので、開放感と広さを感じます。限られた空間の中で、面積以上の広さを演出してくれるのは、まさに吹き抜け最大のメリットと言えるのではないでしょうか。

○自然光をたっぷり取り込める

吹き抜けを設ける時は、2階に窓を取り付けるのが一般的。そこから入る光は、そのまま1階まで届くので、お天気がいい日の昼間は、自然光により日の光をたくさん室内に入れ込み、明るい住まいを実現させます。もし近隣住宅と距離が近い土地に家を建てることになった場合でも、吹き抜けなら1階に自然光を取り入れることができ、明るい空間が手に入ります。

○おしゃれな空間が完成する

先述しましたが、吹き抜けはカフェやレストランなど、おしゃれな空間を演出するために採用されることが多いです。一般住宅でも吹き抜けがあるだけで、デザイン性が高く、洒落感漂う空間が完成します。

○家族間のコミュニケーションが取りやすくなる

上の階と下の階を隔てるものがなく、それらがゆるやかにつながっているので、それぞれの階にいる人が互いに声をかけやすくなります。もしも2階に子ども部屋をつくった場合、1階でくつろぐ親は子どもの気配が感じられますし、2階で遊ぶ子どもも同様です。

これまでお客様とお話させていただいたなかで、「開放感」「見た目のよさ」「明るさ」を魅力に感じられる方が多い印象にあります。吹き抜けはとにかく天井が高く、そこにシーリングファンや吊り下げ式の照明を設置すると、洒落感はさらにアップ。また、そういった空間で過ごすことで心に豊かさも生まれるでしょう。

施工事例/東海市 A様邸/家主の夢を余すことなく詰め込んだ、光の降り注ぐ家。

 


 

吹き抜けのメリットとデメリットは表裏一体

続いて、忘れてはならないデメリット。実は、吹き抜けはメリットとデメリットが表裏一体なのです。

<吹き抜けのデメリット>

○快適な室温にするのに時間がかかる

窓から自然光がたくさん入る分、夏は室温が高くなりやすいです。もちろん、エアコンで対処しますが、大空間なので、快適温度になるまでエアコンは長時間フル稼働。また、暖かい空気は上に流れる性質がありますから、冬は1階で暖めた空気が上の階に流れてしまいます。となると、やはりエアコンの出番は多くなるでしょう。

○2階の部屋数が少なくなる

本来、1階に天井があれば、2階に部屋を設けることができますが、それを取り払って開放空間を手に入れるので、その分2階の部屋数は少なくなります。ただし、ひと部屋の大きさを小さくすれば、理想の部屋数を確保することも可能です。

○掃除に難あり

メリットのところで窓は2階に取り付けるとお伝えしましたが、その高さゆえに掃除が大変。窓同様、照明器具もしかりです。また、シーリングファンを設置したら、その羽根についたホコリを取り払うのもひと苦労。このように、清掃に手間取るので、専門業者に依頼するという方もいます。なお、照明器具については、オートリフター(自動昇降)タイプを選べば、清掃が楽になりますが、コストに跳ね返ってきます。

○構造補強が必要

床や壁が少ない吹き抜けは、強度を補うために、それ用の部材が必要になります。例えば大きな梁。本来必要のなかった梁を通すと、その分コストが上がってしまいます。

以上のデメリットは、暮らしやすさに関わるため、無視することができません。これらをきちんと理解し、吹き抜けを取り入れるかどうかを慎重に判断してください。

 


 

アイシン開発の「W断熱・Wサッシ」なら、吹き抜け最大の弱点をカバー

過去にアイシン開発で吹き抜けのある家を建てられたお客様から、「おしゃれさと引き換えに、吹き抜けだとどうしても空調の効きが悪いイメージが…」とご相談をいただいたことがあります。

でも、アイシン開発なら「W断熱・Wサッシ」によって、すぐれた断熱性能を保ち、吹き抜け導入時の大きな懸念材料となっている光熱費が軽減されます。また、吹き抜けの設計・施工実績を積み上げてきたことで、数々のデメリットを軽減・解消させる知見も豊富ですので、ご安心いただければと思います。

 

執筆者プロフィール

都市開発事業本部
太田和紀

2008年にアイシン開発に入社した当時は、建設事業本部に在籍。そこではビルや工場などの建設現場で用いられる施工図の作成に従事。その後、住宅部に異動して戸建ての設計を担当することになった。設計に取り組むにあたっては、快適空間の提供を第一に考え、その実現ためには、お客様とのヒアリングでこだわっているポイントを的確に抽出することに力を注ぐ。担当物件数は数十件を超え、そのすべてに思い入れがある。

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